銀座は僕の心を躍らせる

手拭いテキスタイル ghost poo chiemorimoto
手ぬぐい Ghost Poo:テキスタイルデザイン chie morimoto

東急プラザ銀座にて

ステキな店員さんが接客してくださって可愛い手拭いをゲットした。テキスタイルデザインはアートディレクターの森本千絵。

雰囲気ありありの女性店員、29番さんとの出会い

とても雰囲気のある魅力的な女性店員に目を奪われそうになるが、別のエリアへ移動しアート作品を見たりブラブラ。そしてこの手拭いに心惹かれ手に取ると、その女性店員が声をかけてきた。別のエリアだと思ってたけど、彼女たちのエリアだったらしい。

身長は僕なんかよりもずっと低いしずっと若いけど、なんだか惹きつけられる雰囲気を持っている。接客を受けていると29という数字が書かれたフダが目に入る。彼女はなぜか29と書かれた札を身につけている。それは美しくデザインされたものでは、絶対にない。接客中に商品について教えてくれたが僕は29番がずっと気になっていた。意を決して29について聞いてみる。

すると楽しそうに話してくれた。モールへの入館時に渡される番号札だそう。「いつもは30とかが多いです」今日は少し早めに出勤したのだろう。

彼女は毎日違う番号を身につけていて、その番号を自分のファッションにマリアージュさせている。ファッションについて強いこだわりを持っているはずなのにだ。こだわりの中にも、余裕があって柔軟性がある。

僕には30半ばにもなって未だに余裕もなければ柔軟性もない。だからか。だから29番さんに僕の好奇心が鷲掴みにされるのだ。

この出会いを大切にしたいと思った。もう会うことはないだろう29番さんだけど、心を動かされるものがあった。僕もアートしよう。何をするか何も具体的なものがないけど、好きなことに向き合って、なんかやってみよう。

僕にとって銀座ってそういう街。心が躍る街。